私もおすすめします!
「まず、土の状態がよくないとダメですね」前野 義博さん (バラのスペシャリスト)
【プロフィール】大阪府立大学農学部を卒業後、確実園本園に入社。バラの生産管理や育種にも取り組むとともに、関西を中心にバラ園の栽培指導や、愛好家向けのセミナーなどの講師として活躍。バラの業界で、「この人を知らない人はいない」とまで言われています。
①培養土作りの基本資材 ②古土の再生 ③マルチ資材 ④追肥や元肥え(有機配合栄養) ⑤腐葉土作りなど、幅広く使える、"培養土の素"です。
配合している素材の組み合わせと含有微生物の働きにより、新鮮な空気と水分を、根を取り巻く環境=根圏に確保し、根が健康に育つ物理的環境、化学的環境、生物的環境を整えます。
また、根の生育に必要な主要要素(N-P-K-Ca-Mg-S)と鉄、マンガン、ホウ素等の必須微量要素をバランスよく添加。有害菌から植物の根を守るための有効微生物類も含まれています。配合している微生物の種類は多く、有害土壌菌を抑えるバチルスなどの枯草菌や乳酸菌、根に共生する内生菌根菌や植物の根圏環境をバランスよく整える外生菌根菌が含まれています。
植物の特性に合わせた配合で、培養土が均等になるよう、丁寧に混ぜ合わせてください。
草花や野菜を何年も栽培すると土壌病害虫の濃度が高まり、立ち枯れなどの被害が発生します。これを「連作障害」といいます。連作土壌で植物の正常な成長を望むなら、適正な土壌消毒と有効微生物を含む優良有機物の混入は欠かせません。古土を消毒した後、バイオマイスターを古土に対し30%分混ぜると良質な培養土によみがえります。
土壌消毒には、太陽熱消毒がおすすめです。
植物の根や不純物を取り除いた後、ビニール袋に10L程度入れて、夏の炎天下に2~3日放置します。
バイオマイスターは、花木や果樹のマルチ資材として最適です。
肥料と有効微生物類が混入されているので寒肥・追肥としても使えます。また、土壌表面にある有害菌の下葉への跳ね返りや活性化を抑えます。
市販されている良質な腐葉土とバイオマイスターを混ぜ、土の表面に2~3cm敷き詰めます。
バイオマイスターは植え替え時の元肥えや追肥のように使用できます。
ピートモスを含む有機質資材と肥料が混合されているため、有機物と栄養分を同時に施用できます。
有機物主体の安全性の高い素材を使用しています。
使用例:5~7号鉢の植え替えの場合、新しい赤玉土または荒木田土にバイオマイスターを20〜30%混ぜて使います。他の堆肥、元肥は必要ありません。
腐葉土作りに必要な微生物と有機肥料が混入されているため、山から採取した腐葉土にバイオマイスターを混ぜるだけで、良質な腐葉土が完成します。
山取りの腐葉土に、11~12月にバイオマイスターを20〜30%混ぜ、雨がかからないようにして4〜5月まで堆積します。 3月の初旬から3〜4回切り返しを行えば出来上がり。
前野 義博さん (バラのスペシャリスト)
【プロフィール】大阪府立大学農学部を卒業後、確実園本園に入社。バラの生産管理や育種にも取り組むとともに、関西を中心にバラ園の栽培指導や、愛好家向けのセミナーなどの講師として活躍。バラの業界で、「この人を知らない人はいない」とまで言われています。