樹木は根が健康であれば生理活性は良好で、病気や害虫に負けない健康を保ちます。バイオマイスターは根が生育する根圏の環境に注目し、物理的、化学的、生物的環境を整えます。具体的には、配合している有機及び鉱物素材の組み合わせと含有微生物や各種栄養素の働きにより、新鮮な空気と水分を根圏に確保し、根の成長を促進します。
この工法は、老化や環境悪化等で衰弱した樹木の回復を目的とし、樹木の活性化の要となる細根の増加と根部機能の充実を図ります。バイオマイスターは単用でも効果が期待出来ますが、植物活力素メネデールの土壌かん注と併用すれば更に効果的です。併用する場合は、あけた穴にメネデール100倍液をかん注し、十分に浸透してからバイオマイスターを施用します。
【落葉樹】
2月中旬から6月上旬と9月初旬から12月中旬まで。
【常緑樹】
3月中旬から6月上旬と9月初旬から11月上旬まで。
樹木の根域土壌に直径30cm深さ60cmの穴を複数個あけ、固くなった土を取り出す。穴をあける場所は、細根が発生しやすい、枝張りの先あたりです。その後、掘り上げた土または新しい土にバイオマイスターを一穴あたり10L程度加え、埋め戻します。
穴の数は、胸高直径10cmの場合、枝張りの先の円周上に4個程度とする。胸高直径による穴の数の目安は右記の通りですが、枝張りの直径はかなり個体差があるので、適宜調整してください。
胸高直径 | 枝張りの直径(平均) | 穴の数 |
---|---|---|
10cm | 2.5m | 4個 |
15cm | 3.0m | 5個 |
20cm | 3.5m | 6個 |
25cm | 4.0m | 7個 |
30cm | 4.5m | 8個 |
備考/貴重樹木の樹勢回復作業では、最初に樹木の健康調査、土壌調査、病害虫調査を実施し、バイオマイスターの施用と並行して、的確な対策を実施してください